2023年12月、コイト電工株式会社がカーボンニュートラルとグリーン社会の実現を目指して開発した "省エネトンネル照明システム「TESS制御装置」" が国土交通省の新技術情報提供システム（NETIS^※）に登録、公開されましたのでお知らせいたします。

当社は、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、本技術を活用したシステム・製品を積極的にお客様に提案してまいります。

※新技術情報提供システム（NETIS）とは、国土交通省が公共工事等での新技術活用を推進する目的で公開している、新技術に関するデータベースです。

NETIS登録番号：KT-230219-A
技術名称：省エネトンネル照明システム「TESS^※制御装置」
※TESS：Tunnel Energy Saving System

システムの特徴

本システムは、TESS制御装置、センサ（車両感知器）、LEDトンネル灯を組み合わせて、トンネルの利用者がいない間の無駄な電力を節電し、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

従来のトンネル照明設備は、昼夜を問わず照明を点灯させるため、トンネルの利用者がいない時間の点灯は電力消費の無駄となります。

当社は、その対策として、車両が通行していない間はLEDトンネル灯を省エネモードで点灯させ、センサが進入車両を検知した時に、あらかじめ設定した時間だけ検知モード（必要な明るさ）に切り替える省エネトンネル照明システム（TESS制御装置）を開発しました。歩行者が通行するトンネルでは、入口付近に設置した歩行者用押ボタン箱により、通行時の明るさを確保します。

本システムの導入により、トンネルの利用者のいない時間の電力を70～80％低減することが可能となります。

コイト電工は、今後も地球の未来のために、カーボンニュートラルの実現に向けた新技術の開発を推進してまいります。

システム構成

システム動作