KIホールディングス株式会社/コイト電工株式会社

投資家情報

株主・投資家の皆様へ

山口 常雄

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに当社第78期営業年度(平成29年10月1日から平成30年9月30日まで)の営業の概況等についてご報告申し上げます。

当期における我が国の経済は、雇用・所得情勢の継続的改善や円安等により企業収益・設備投資が堅調であったことから、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、世界経済においては、米中の貿易摩擦への懸念や中国等新興国の成長鈍化、世界同時株安などのリスクはあるものの、米国企業の業績好調を背景に小幅ながら堅調に推移いたしました。

このような経済環境のもと、当社グループの売上高は、中国高速鉄道向けの販売を始め、各事業が改善されたことにより、前期比4.4%増の467億8千8百万円となりました。利益につきましても、売上高の増加及び原価低減等により、営業利益は前期比39.8%増の48億9千5百万円、経常利益は前期比31.6%増の48億7千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比54.3%増の31億2千万円となりました。

当期は、中国市場の改善により、平成30年4月24日に期初計画の修正予想として売上高474億円、営業利益44億円、経常利益44億円、親会社株主に帰属する当期純利益27億円の増収増益発表を行いましたが、売上高は未達成ながら、各利益においてはいずれも計画を上回ることができました。

なお、配当につきましては、直近の業績は改善傾向にあるものの、財務内容等を総合的に勘案し、誠に遺憾ながら無配とさせていただきました。
皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

今後の見通しといたしましては、当社グループを取り巻く環境は、国内市場の伸び悩み等、厳しい状況が続いていることから、当社の固有技術と最新技術を融合したシステム商品を積極的に開発し、市場に迅速に投入するとともに、国内外マーケットの開拓を強化することで、売上拡大を目指してまいります。

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた各種インフラやスポーツ施設の整備、インバウンド需要などに対し、引き続きグループを挙げて取り組んでまいります。
更に、全社的に業務改善及び経費削減を徹底することで、継続的に収益構造の改善に努めてまいります。

皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年12月山口 常雄